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鎌倉 人物風土記

公開日:2026.07.03

鎌倉三日会の会長に就任した 鈴木 宗夫さん 材木座在住 87歳

  • 鈴木 宗夫さん (写真1)

市民の声紡ぎ、鎌倉を良く

 ○…「まさか自分がね。計らずもという気持で、責任の重さを実感しています」。1951年の発足以来、市政の充実と市民生活の向上に寄与することを目的に、市への提言等を行う市民団体「鎌倉三日会」の会長に就任した。「駅前店舗の派手な看板の色や、商店街の食べ歩き問題など、市民が日々実感している身近な課題を提言していきたい」と力を込める。

 ○…和歌山出身。小学6年の時に鎌倉へ移り住み、第一小・中、湘南高校、東京大学を卒業後、三菱ケミカル(旧・三菱化成)へ入社。海外拠点の立ち上げなどに東奔西走し、「当時は寝に帰るだけで、鎌倉に住む実感は乏しかった」と振り返る。退職後、知人の誘いで同会へ。とあるタレントが語った「鎌倉は空が広い」という言葉。改めて街を歩き、その理由がかつて同会も深く関わった「古都保存法」による高さ制限のおかげだと気づいた時、歴史の地続きにある鎌倉への愛着はさらに深まった。

 ○…妻と二人暮らし。4人の孫の成長を見守る好々爺でもある。リフレッシュは、仲間と楽しむ週1回のゴルフ。「カートに乗りながらも1万5千歩は歩く」と、太陽を浴びることが元気の源だ。

 ○…年間2千万人もの観光客が訪れる鎌倉。渋滞やトイレ不足に住民の不満も多いが、「人が来てくれるのはありがたいこと。市民がそう思える行政を行わなければ」と力説する。電柱の地中化や一方通行の見直し等を訴え、「そのための財源として観光税的なものの具体化を」と提言。自分にとって鎌倉とは「穏やかで気持ちが落ち着く、自宅のような場所」とほほ笑む。「若い人からお年寄りまで誰もがもっと住みやすい街へ」。古都の明日を見据え、一歩一歩着実に進める。

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