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公開日:2026.09.18

認知症学ぶ初の合同授業 東小・中でグループワーク

  • 中学生が認知症の高齢者役を実演。小学生へ「どうやって声かける?」

    中学生が認知症の高齢者役を実演。小学生へ「どうやって声かける?」

 秦野市立東小学校(3年生85人)と東中学校(2年生95人)で9月14日、合同授業「認知症キッズサポーター養成講座」が同小図書室などで行われた。認知症への正しい理解と地域での見守り網を広げること目的に市が実施している事業で、小中学校が連携して合同開催するのは今回が初の試み。

 秦野市では、認知症への偏見をなくし、患者やその家族を温かく見守る「認知症サポーター」の育成に力を注いでいる。未来を担う子どもたちへ理解を広げるため、2009年度から小中学校でも同講座を開講。今年度は東小・東中をはじめ、西小、南が丘中、本町中、鶴巻中の計6校で実施している。

 今回は、義務教育学校研究の一環として「異年齢交流」を通じた学びを重視し、児童生徒で混成グループを作り、ワークショップ形式で授業が進められた。

 授業では初めに、認知症の症状の説明を受けたほか、クイズを通して認知症の人に対する接し方を学んだ。授業の後半では、市職員や関係団体メンバーによる寸劇が披露された。知人の高齢者が山へ向かってふらふらと歩く姿を見かけながらも、小学生が「大人だから大丈夫」と声をかけずに立ち去ってしまうという場面に対し、「どう行動すべきだったか」をグループで議論。事前学習をしている中学生がリード役となり話し合いを進め、最後にはまとめた内容をもとにロールプレイングを行った。中学生が高齢者役を演じ、小学生が「大丈夫ですか、何か困っていますか」「一緒に帰りましょう」と優しく声をかけていた。

 授業終了後、森川結徳君(小3)は「認知症の人に自分から話しかける大切さが分かった」と話した。サポートに回った藤谷舞子さん(中2)は「日常のバスや電車でも、困っている人がいたら目を合わせて声をかけたい」、相原伊織さん(中2)は「小学生が積極的に意見を出してくれてうれしかった。もっと、小・中学校でこうした関わりを持てたら」と意見を述べていた。

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