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公開日:2026.10.16
自作飛行機で米大陸横断へ 八沢在住 山田信弘さん
秦野市八沢在住の山田信弘さん(76)が、自身の手で組み立てた飛行機「FK─12─コメット」でのアメリカ大陸横断に挑む。10月1日には秦野市役所を訪問し、高橋昌和市長らに来年夏ごろの実施に向けた準備状況を報告した。
昔から飛行機が好きでラジコンに没頭していた山田さんは、左官業を営む傍ら「自分で大空を飛びたい」という思いを胸に単身でハワイへ渡り、20代でパイロットライセンスを取得した。自身の手で飛行機を操縦できるようになり、次の目標に掲げたのは「自作の飛行機で空を飛びたい」というもの。58歳の時に雑誌でひと目ぼれしたドイツ製の組み立て式軽飛行機キット「FK─12─コメット」を輸入し、製作を開始。同機は世界でも数十機しか存在せず、日本への輸入は初だったという。ドイツ語のマニュアルと格闘しながら、約3年をかけて自力で組み上げた。
その後、苦労したのが飛行の許可申請。航空局の許可が下りるまで4年半の歳月を要した。「あの時はつらかった」と振り返り苦笑いする。長年の願いが叶い2016年、富士川滑空場(静岡県)でテストパイロットの操縦で初飛行に成功。その後は自身でも操縦桿を握り、総飛行時間は100時間を超える。
「人生最後の挑戦」
「誰もやったことがないと聞くと、挑戦したくなる」という山田さんが「人生最後の挑戦」と語るのが、自作機でのアメリカ大陸横断だ。道中の飛行場で給油を重ねながら横断する計画で、日程が合えばウィスコンシン州で開催される世界最大級の航空祭への参加も視野に入れている。
今回の挑戦で、子どもたちに夢を与えたいと、10月1日の報告には高橋市長と共に、佐藤直樹教育長も同席。「挑戦を終えたら、ぜひ秦野の子どもたちに夢について話してほしい」とエールを送った。山田さんは「諦めずに情熱を持ち続ける大切さを伝えたい」と意気込みを語る。山田さんのFK─12─コメットは、11月3日(火)に開催される「秦野市市民の日」でも展示される予定だ。
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