麻生区版 掲載号:2017年12月8日号
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川崎F、奇跡の逆転初V 創設21年目で悲願達成

スポーツ

優勝を喜ぶ選手たち
優勝を喜ぶ選手たち

 サッカーJ1の最終節が今月2日、各地で行われ、地元、川崎フロンターレが奇跡の逆転優勝を果たした。クラブ創設21年目にして初となるJ1タイトルを獲得。試合が行われたホーム等々力陸上競技場(中原区)は歓喜に満ち溢れた。

 フロンターレはこの日、大宮アルディージャと対戦。序盤からJ1随一の攻撃力を発揮し、5対0で大宮を下した。前節までの首位・鹿島アントラーズがこの日引き分けたことにより、最終節に得失点差で鹿島を上回り、逆転優勝を果たした。この試合でハットトリック(3ゴール)を決めたFW小林悠選手がリーグ戦の得点王に輝いた。

「時計の針進んだ」

 様々な逆転劇を演じた「等々力劇場」の集大成だ。

後半51分、長谷川竜也選手が5点目を決めた。その直後、試合終了を告げるホイッスルが鳴り、鹿島の引き分けがスコアボードで表示されると、大歓声とともに無数の青い紙テープが観客席から投げ込まれた。グラウンドではJ2時代から支え続けたMF中村憲剛選手が号泣した。「長かった。長すぎて優勝できずに(選手を)辞めるのではないかと思った。みんなでつかんだ優勝」と喜んだ。

 タイトルまであと一歩と迫りながらも逃し続けてきたフロンターレ。いつしか「シルバーコレクター」と揶揄されるようになった。今シーズンも天皇杯、ルヴァン杯で苦汁をなめた。ACLも悔し涙を流した。鬼木達監督は同チームを「一番悔しい思いをしたチーム」と表現。「時計の針を進めることができた」と安堵の様子を見せた。

 優勝を信じ、等々力に足を運んだサポーターも歓喜にむせた。2002年から応援し続ける稲川英和さんは「石塚監督、関塚監督をはじめこれまでの積み重ねがつながった」と笑顔を見せた。幸区在住の小林真理さんは「これまでの悔しさが全部吹きとんだ」と語った。観客席には、かつてフロンターレでプレーした岡山一成さんの姿もあった。「チームメイトがあんなに輝いていた。俺も、もう一度輝く」とサポーターの前で誓った。

10日 記念パレード

 同クラブ優勝を受け、川崎市は2日、記念パレードを明後日10日午前11時から川崎駅前で実施すると発表した。5万人規模を見込んでいるという。

 パレードは、挨拶終了後、午前11時30分頃、川崎市役所第3庁舎を出発し、川崎駅南交差点までの約700メートルをバス2台で移動する。
 

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