市内の陸上競技のクラブチーム「横須賀陸上リトルスクール」に所属する小学生が5月6日、ロンドン五輪代表選考を兼ねた「セイコーゴールデングランプリ 川崎」のサブイベントに初めて参加する。世界のトップアスリートがしのぎを削る舞台に立ち、同じトラックを走れるという同イベント。男女ともにリレー (4×100m)に出場する。大舞台を前に、選手たちの気合も十分だ。
横須賀陸上リトルスクールには現在、市内の小学5・6年生と中学生が約200人所属。市内唯一の陸上クラブで、今年創立30周年を迎える。子どもたちは短距離や走り幅跳びなどを中心に、毎週土曜日に不入斗公園の陸上競技場で練習している。昨年は、全国大会出場がかかった県予選のリレーで初の男女アベック優勝を成し遂げ、2年前は、女子リレーで全国8位入賞を果たすなど、強豪のクラブだ。
ゴールデンGP川崎(日本陸上競技連盟主催)の開催に際しては、会場の等々力陸上競技場がある川崎市の小学生を対象にしたサブイベントが毎年行われている。今年は、同GPを主管する神奈川陸上競技協会が県内の上位チームに呼びかけ、同スクールからも男女ともにリレーに参加できる運びとなった。小学生では県内16チームが出場し、上位3チームが表彰される。
出場メンバーは、昨年度5年生時の記録で上位の選手をエントリー。そこから、今月21日の記録会の成績で、男女各4選手に絞られた。
村井健太君(汐入小)は、「世界レベルの選手と同じトラックを走れるとあって、とても緊張しますが、同時に楽しみでもあります」と引き締まった表情で話す。一方、この日の記録会でアップシューズで100mの自己ベストを更新し、14秒9をマークした大山華蓮さん(池上小)は、チームメイトとリラックスした面持ちながら、「今年は13秒台をめざします」と自己目標を掲げる。
同スクール校長の馬渕征男さんは「まずは参加することに意義があると思っています。他クラブの選手と走ることで立ち位置を把握してほしい」と選手に期待。チームとしては、全国大会出場をかけた7月の県予選に照準を合わせている。
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