戻る

鎌倉 トップニュース政治

公開日:2014.05.16

三浦半島サミット
観光振興へ自転車で連携
啓発パンフレット発行

  • 三浦半島観光連携PR協定を締結した5首長。サミットは次回10月、三浦市で開かれる

  • 完成したサイクリングパンフレット。3万部を発行し駅のラックなどに設置

 三浦半島4市1町(横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町)の首長が連携して地域振興と共通課題の解消をめざす「三浦半島サミット」の2回目の会合が4月30日、逗子市役所で開かれた。サイクリングによる観光PRの展開を確認したほか、協定書の締結も行った。

津波マップ、有害鳥獣対策も

 5首長が顔を揃えるのは、昨年10月の会議発足以来2回目のこと。前回、観光分野の連携強化の具体策として浮上した「サイクリングによる三浦半島の魅力発信」の進ちょく状況として、ガイドブック仕立ての冊子が完成したことが発表された。駅のラックのほか、サイクリストらの目の触れる場所に設置していくという。今後の展開として、周遊客を立ち止まらせるための環境整備の必要性にも言及。自転車専用ラックの設置などについて、平井逗子市長は「民間の動きと連携して進めていきたい」との考えを述べた。

 このほか各自治体が地場産品の相互販売コーナーの設置に努めることを確認。アンテナショップの開設を、集客力のある鎌倉駅周辺で検討していくことなどが報告された。アイデアとして、横須賀と葉山にある美術館を切り口にサミットのロゴマーク、ホームページ開設の提案もあった。

 観光の分野以外では、深刻化する有害鳥獣対策にも乗り出す。向こう3年間でアライグマ2千匹、タイワンリス1万5千匹を駆除する数値目標が掲げられた。自治体ごとに作製している津波ハザードマップも、想定する基準データがまちまちだったことから、統一化を図り三浦半島版を新たに作製する。

 サミット後の会見では、自治体ごとで異なる「海水浴場規制」についても質問があった。今年、ルールの厳格化を図った逗子の平井市長は「現時点で連携の具体的な話はないが、鎌倉市・葉山町とは問題意識を共有している。今夏の状況を踏まえ、発信も含めて判断したい」と答えた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

鎌倉 トップニュースの新着記事

鎌倉 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS