「急に帰り道を思い出せなくなった」「外出先で突然倒れた」といった万が一の事態に備えて高齢者を対象に身元がわかる携帯ホルダーを作成――。港南区内の9つの地域ケアプラザでこんな取り組みが10月1日から始まる。
この携帯ホルダーは「ひまわりホルダー」と名付けられ、表面に登録番号、裏面に「私の身元が分からない時はここに連絡してください」とし、登録先の地域ケアプラザの電話番号が表示されている。登録者は外出時にバッグやベルトなどにつけて携帯し、緊急搬送や警察に保護された時、病院や警察からの電話連絡で身元を確認する仕組み。
対象者は港南区在住の65歳以上の人。区内の地域ケアプラザで本人か家族が直接申し込む。費用はホルダー代などとして300円。登録・更新は無料。
警察庁の統計によると、2015年に認知症(疑い含む)による行方不明の届けを受理したのは全国で1万2208人に上る。統計を記録し始めた2012年の9607人から毎年増加している。
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