アメリカのゴルフツアーで活躍し、日本でプロテストに挑戦する 谷田 侑里香さん 鶴見区出身 25歳
「プロになる」思いは一つ
○…合格率約3%の狭き門、ゴルフのプロテスト。この大きな壁を越えようと奮闘している若き挑戦者がいる。昨年は4度目のプロテストに挑んだが1歩届かず。「悔しいです。多くの方に応援してもらっているので、期待に応えるために今年こそは」と奮い立つ。
○…聖ヨゼフ学園に通い、小学校6年の時には運動会で応援団長に手を挙げるなど、幼少期から活発的だった。3歳からバレリーナになることを夢見ていたが、家族の影響で13歳から本格的にゴルフを始め、目標をプロゴルファーに切り替えた。同学園の高校に通っている時には、学校がゴルフ部を創設するなど手厚いサポートも。「経験を積ませてくれて本当にありがたかった」と周囲への感謝を忘れない。「当時のままでは卒業後にプロテストを受ける実力は無いと思った」と振り返り、高校2年生の時に「アメリカで本格的に学んで実力を付けよう」と一大決心。プロを一直線に志し、単身渡米して夢を追いかけた。
○…アメリカの大学でゴルフ部に入るには、大学の監督から推薦状をもらう必要があり、挑戦の日々が始まった。「渡米してもすぐには言葉も上手く通じないし、寂しくて親に電話する日が続きました」と苦笑い。だが、持ち前の積極性と努力を重ね、高校卒業時には10校以上の大学からスカウトが来るほどに。さらに大学では文武両道の証として知られる「オールアメリカン」の賞を4年連続で受賞した。
○…昨年は初めてアメリカでツアーを回りながら、日本でもプロテストを受けるなど忙しい日々を過ごしたが、ツアーでは最高3位タイの成績を残した。「今年こそは日本のプロになって、家族や地元に良い報告をしたい」。勝負の1年に気合は十分だ。
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