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中原区 人物風土記

公開日:2022.11.18

県少女サッカー選手権大会で初優勝したAC等々力マーメイドの監督を務める
齋藤 公秀さん
宮内在住 49歳

  • 齋藤 公秀さん (写真1)

なでしこの芽に光を

 ○…女子高のサッカー部で監督をしていたとき、一人の才能ある新入生が入部してきた。「中学時代はバスケ部。サッカーをやりたくてもできなかったと言われ、返す言葉がなくて」。女子サッカーの環境不足を目の当たりにし、2009年に地元にAC等々力を立ち上げた。女子チームも作り、伸び盛りのU12世代は自らが監督として就任。それから10年、準優勝に終わり涙をのんだ昨年のリベンジを果たした。選手の体調を気遣い、決勝戦から逆算した選手起用は前回の経験から学んだ。負けられないプレッシャーから「大会前はほとんど眠れなかった」と振り返る。

 ○…小3で「キャプテン翼」に憧れて始めたサッカー。「早くなかった足が、小6のときには学年で一番になった」。法政二高、法政大とサッカーを続けたが、ケガで選手を断念。指導能力を買われ高校時代に中学生を教えていたこともあり、大学生で法政女子高のサッカー部の監督に就任するほど早くから指導者として評価された。

 ○…AC等々力創設翌年の2010年には現日本代表の植木理子選手が入団。「スピードと空間認知能力はずば抜けていた。ボールを怖がることもなく、ヘディングも得意だったね」。代表に選ばれてからも練習の場に顔を出すほど、今も信頼関係は厚い。「彼女は試合前と後に必ずピッチに向かっておじぎする。子どもたちにはそうした部分も伝えていきたい」

 ○…なでしこジャパンが注目され、プロリーグができても女子がサッカーを続ける環境は男子に及ばない。「うまくなるためには続けていくことが大事。女子サッカー選手の一番の応援者でありたい」。これからも川崎の女子サッカーを引っ張っていく覚悟で、環境づくりに情熱を注ぐ。

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