市政レポート【11】 市立学校部活動サポート奨励金の課題と今後の課題について みらい川崎市議会議員団 いど きよたか(清貴)
本市には、川崎市立学校部活動サポート奨励金という、関東大会や全国大会に出場する生徒及び引率指導者の費用負担の軽減を目的とする制度があります。近年の少子化や教員の働き方改革を背景に部活動の地域移行が行われております。それに伴い、クラブでの大会への出場が認められるようになりました。
一方、クラブで出場した場合の奨励金は対象外という現状を受けて議会で一般質問しました。「学校教育活動の一環として行われている部活動において全国大会等に出場する生徒等を対象としており、地域クラブから大会に出場する生徒は対象としていない」との答弁でした。
試合に関する本人や保護者の負担が変わらない事からも、今後の対応として奨励金の対象とすべきと求めたところ「地域クラブに所属している生徒が全国大会に出場している状況を踏まえ、他都市の動向等を注視しながら、その在り方について調査研究をすると共に関係局と情報共有を図ってまいります」と答弁がありました。
令和9年度以降、中体連は全国中学校体育大会で9競技の実施を取りやめるなど、部活動を取り巻く環境は大きく変わってきています。少子化、人手不足により、クラブでも部活でもひたむきにスポーツに取り組む子どもたちがその環境の変化を一番受けています。スポーツのまちかわさきを盛り上げたい一人として、クラブで出場する選手も奨励金の対象になるように求めると共に、引き続きこの制度の動向を注視していきます。
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