横浜市青葉区と町田市に囲まれた飛び地である麻生区岡上。田園風景が残る岡上で昨年、地元収穫のブドウを使った初の市内産ワインが農業生産法人(株)カルナエストによって作られた。本場フランスのブルゴーニュ地方で行われている栽培法を採り入れてブドウ作りを行う同法人では昨年のロゼに続き、ピノ・ノワール品種の赤ワインを完成。6月を目途に販売される。
同法人の山田貢代表が目指すのは市北部の農業に観光要素を取り入れた地域活性。山田代表はワイン作りのほか、近隣の和光大学学生らと地元素材を使ったビール造りも行っている。その思いは「農と里山を残し、その魅力を伝えるまちづくり」だ。「後継者問題や宅地化など、農地を残すのは難しい時代だが、野菜を作るだけが農業ではない。ブドウやホップ作りの体験や豊かな自然の魅力を発信していけば農を中心にした地域活性に繋がる」と山田さんは力を込める。
今後は地域との連携を模索しながら将来の農家レストランやカフェ、農産品加工施設などを視野に入れた「岡上の魅力づくり」に情熱を傾ける。
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