高津区の「川崎市子ども夢パーク」が題材のドキュメンタリー映画『ゆめパのじかん』が川崎市アートセンター(万福寺)で公開され、初日の7月30日、同作品の監督らによるトークイベントが行われた。
子ども夢パークは、「川崎市子どもの権利に関する条例」をもとに2003年に作られた遊び場。土や水を使った遊びなどができるほか、一角にはフリースペースがあり、学校外の居場所としても機能している。
同作品は、重江良樹監督が「子どもの居場所」をテーマに子どもを3年かけて撮影。子どもたちが過ごす日常や、コロナ禍で休校になったときの姿などが映されている。
トークイベントは上映後に行われ、重江監督、福田紀彦川崎市長、市と協働で同所のフリースペースを運営する認定NPO法人フリースペースたまりばの西野博之理事長が登壇。客席には100人以上が集まった。
福田市長が「どうして映画内の子どもの姿がナチュラルなのか」と質問すると、重江監督は「撮影前に3カ月ほど将棋やサッカーをして子どもたちと一緒に遊んだ」と制作エピソードを明かした。続けて「子どもが好きなことに挑戦したり、自らを育てていく力が(観客にも)受け入れられているのでは」と語った。西野理事長は「冒頭から静かな雰囲気。夢パークに流れているゆったりした時間が大事だと思わせてくれる」と映画の感想を話した。
上映は8月19日まで。詳細は同センターHP。
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