麻生市民館岡上分館の講座から生まれた、柿生・岡上に伝わる民話の紙芝居3作品が3月13日、多摩区役所生田出張所で行われた「昔ばなしを語ろう会・かわさき」の勉強会で初めて披露された。
今回披露された紙芝居は、『カッパの平六』『禅寺丸柿と将軍の鷹狩り』『養蚕のはじめ』の3作品。同分館のエンパワーメント研修で、民話がどのように語り継がれてきたのかを学びながら、若い世代に残していくことを目的に、区民有志で制作されたものだ。
今回、同研修に「昔ばなしを語ろう会・かわさき」が協力した縁もあり、同会が定期的に実施している勉強会で披露されることに。発表したのは、同研修から生まれた団体「演JOY・民話の紙芝居」のメンバー4人。手づくりの紙芝居を、情緒豊かに読み上げると、約25人の勉強会参加者から拍手が巻き起こった。
メンバーは「苦労してできあがった作品。お披露目できてうれしい」「実際にカイコを育てたこともあり、作品に思い入れがあり、その思いが募っている。物を簡単に捨てないことを子どもたちに伝えていきたい」と話した。
「演JOY」には、岡上小学校寺子屋や地域活動の場での口演依頼があり、今後も学校やイベントでの口演を受け付けるという。問い合わせは同分館【電話】044・988・0268。
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