相模原市役所本庁舎前広場にキッチンカーが登場
12月26日まで平日限定で出店、広場の有効活用へ

眞田珈琲のキッチンカー
スタッフに声を掛ける本村市長（右）
初日に販売されたぷー太郎のパスタとドリンク

　相模原市は、市役所本庁舎前広場を活用したキッチンカーのモデル事業を6月24日から開始した。

　2025年3月末に市役所本館6階の食堂が閉店したことで来庁者、職員への食事提供の場が減少したため、キッチンカーの出店で食事提供の場を作るとともに、庁舎前広場を有効活用することを目的としている。

平日ランチタイムに2台が営業

　キッチンカーは2025年12月26日（金）までの平日（市役所開庁日）、本庁舎前広場に出店する。営業時間は午前11時から午後2時までがコアタイムとなり、それ以外の時間帯の営業は各キッチンカーによって異なるが、市のホームページおよび市公式X（旧Twitter）「相模原市シティプロモーション」（下記にリンクあり）で随時発信される「出店情報」で確認できる。

　初日の24日には本村賢太郎市長も訪れ、しらすパスタなどを販売していた「ぷー太郎生パスタ店」のスタッフに「困ったことや気になったことがあったら教えてください。対応します」などと声を掛けていた。

3事業者が協力し、毎日異なるメニューを提供

　今回のモデル事業は公募によって選ばれた相模原ケータリング協会、JAPAN FOODTRACK BUDDIES、合同会社O.T.Dの3事業者が協力し、毎日異なるキッチンカーを出店させる。

　初日に無加水カレーなどを販売した「眞田珈琲」の店長で相模原ケータリング協会の会長は「できるだけいろいろな業者さんに出店してもらい、お客様にはいろんなメニューを楽しんでもらえるようにしたい」と意気込みを語った。

利用者からは好評の声、今後の活用にも期待

　市役所職員からは「温かいメニューを庁舎の目の前で購入できるのが便利」、カレーを購入した利用者は「スパイスが効いていて本格的だった」と好評を得ていた。

　市は利用者アンケートなどを通じて、市役所本庁舎前広場の将来的な有効活用策を検討していく方針だ。

　詳しくは市管財課庁舎管理班【電話】042-769-8305。