優勝杯を手に笑顔で応える本玉さん
「三菱全日本テニス選手権」の女子シングルスを制した玉川学園在住の本玉（ほんたま）真（ま）唯（い）さんが昨年12月、石阪丈一市長を訪問して優勝を報告した。
「本当にびっくりした」と本玉さん。８月に20歳になったばかりで、プロに転向して２年目。初めてつかんだ栄冠が94回の歴史ある大会。南大谷中出身で中３まで町田ローンテニスクラブに在籍していた。兄の影響でテニスを始め、全小、全中のタイトル、世界スーパージュニアも制した実力者だがプロの壁は厚かった。同大会で昨年はベスト８だった。｢全日本は独特の雰囲気で初戦は緊張しました｣
決勝は第１セットを奪われるがそこから２セットを奪取しフルセットで勝利。
現在の世界ランキングは３７８位（12月16日現在）だ。目標は２００位以内に入ること。｢五輪にも出てみたいし、いつかグランドスラムで戦いたい｣。まだ20歳。東京五輪のために改修された有明コロシアムで初の女王として、夢への一歩を踏み出した。
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