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町田版 公開:2022年7月21日 エリアトップへ

ボラ団体 幻の聖火コースを清掃 大会1周年の日に

社会

公開:2022年7月21日

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▲参加者らに出迎えられた聖火ランナーの2人
▲参加者らに出迎えられた聖火ランナーの2人

 市民ボランティア団体「まちだサポーターズ」のメンバー約50人が7月9日、東京オリンピック・パラリンピック2020大会1周年に合わせて、聖火リレーで走行予定だったコースの清掃活動を行った。参加者らは薬師池公園西園ウェルカムゲートを出発し、ゴールの町田シバヒロまでの沿道約5・8Kmの道のりを、ごみを拾いながら歩いた。

 聖火リレーは2021年7月9日に実施される予定で、1200人近くのボランティアが沿道の観衆整理や運営補助のために参加するはずだったが、コロナ禍のため公道を走るリレーは中止となった。代わりに町田シバヒロでトーチキスなどのセレモニーが行われたが、人数制限のためランナーと関係者以外は敷地に入れず、ボランティアも参加できなかった。「このまま聖火リレーを終わりにしたくない」と今回の企画を発案したのはまちだサポーターズの一員で、大会当日も参加を予定していた谷川博宣さん(73)。1周年を機に、仲間同士で集まろううと呼びかけ、企画から当日の運営まですべて自分たちで行った。谷川さんは「自分の提案にたくさんの人たちが賛同してくれたから叶ったこと。皆さんのおかげです」と述べた。

 同団体のメンバーで、聖火ランナーとしてコースを走るはずだった澤田健太郎さん(49)と国立市でのパラリンピック聖火セレモニーに参加した宮川里咲さん(49)がトーチを持って出発地点に登場。澤田さんは「沿道で見守る仲間たちの前を走りたかったが、今日こうして一緒に歩けてうれしい」と喜んだ。

 当時配られた揃いのTシャツを着た参加者らは5、6人ずつのグループを作り、道の右側と左側に分かれて沿道を練り歩いて汗を流した。町田シバヒロに到着した時には、手にしていたごみ袋は空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻、使い古しのマスクなどでいっぱいになっていた。

 東京国体(2013年)を機に結成された同団体。現在約500人が登録し、ホームタウンチームの観客誘導や市のイベント運営の手伝いなどを行っている。谷川さんは「コロナ禍で炎天下のなか、けが人も病人も出なかったようでホッとしている。普段別々に活動しているメンバー同士の絆が深まったようだ。来年は10周年。記念事業でまた盛り上がれたら」と話した。

ごみを拾いながら沿道を歩く参加者
ごみを拾いながら沿道を歩く参加者
67分間の社会奉仕活動を行うネルソン・マンデラ国際デー(7月18日)に合わせて南アフリカ共和国の国旗を掲げる出発前の参加者ら
67分間の社会奉仕活動を行うネルソン・マンデラ国際デー(7月18日)に合わせて南アフリカ共和国の国旗を掲げる出発前の参加者ら

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