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公開日:2022.09.08
町田市
花溢れる町目指し、50年
市営苗圃で年80万本生産
花の香り漂う美しいまちづくりを目的に毎年行われている「町田市花壇コンクール」が今秋、50年・100回目の開催を迎えた。年に2回、計80万本の花苗を欠かさずに参加団体に配り続けてきたのは、市営下小山田苗圃管理組合のスタッフら。種から育てた苗を市から市民へ提供して行われるコンクールは全国でも珍しいという。
花壇コンクールは、市営下小山田苗圃で育てられた草花の苗や肥料を参加団体に無料で配布。苗を受け取った参加団体は各々の花壇に持ち帰り、デザイン、植え付け、生育管理を行う。毎年4月と9月に花壇の美しさや日ごろの手入れ、育成状況が審査され、翌年1月に入賞団体の表彰式が行われている。
スタートは1973年。大規模な宅地開発が進められてきた町田市で、「緑を増やす仕組み」が検討された。緑化を願う市民の活動を支える「花の供給拠点」として苗圃を設置した。
第1回の花壇コンクールには38団体が参加し、花壇づくりに取り組んだ。参加団体は年々増え続け、今回の第100回目は312団体に。毎年、南町田から相原まで、各地域から下小山田の苗圃へ苗をもらいに人が集まる。地域や任意の園芸グループなどに加え、幼稚園や保育園、町内会自治会、近年では社会福祉施設などが多くなっている。「中には初回から参加している方々もいる。皆さん、花壇づくりが生きがいになっているように見えます」と話すのは、苗圃と同時に発足した市営下小山田苗圃管理組合で3代目の組合長を務める河野秀子さん(73)。
配布用の苗育成を担うのは女性中心の8人の組合員と多くのボランティアスタッフ。これまで様々な天候状況を潜り抜け、年間80万本の花苗を生産し続けてきた。「今年はできませんと言ったことは一度もない。台風でも、災害でも、発育不良にならないように気を配ってきた」と河野さん。ガーデニングという言葉が一般的になる以前から花壇の見栄えを気にして花苗の種類を選定。毎回10種以上の苗を準備している。
河野さんは「地味だがやりがいのある仕事。土いじりは健康にもよいみたい。お手伝い大歓迎です」と話した。
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