大和市消防本部が9月1日から在宅救急隊を組織し運用を開始。これは全国で問題に挙がる長時間の救急搬送待ちに備えた取り組みで板鼻一弘消防長は「今後も感染状況を注視し、市民の安心安全に努める」と話した。
現在、市内の救急隊は本部2隊、北分署、南分署、西出張所、柳橋出張所に各1隊の計6隊と、予備の救急車を稼働させ7隊での体制をとる。
市内の7月の新型コロナ感染者(陽性確定者)の搬送は11件、8月は73件(8月25日現在)と、全国的に広がる第5波の影響が市内にも及ぶ。
搬送先の病院が決まらず、長時間の現場待機や遠方への搬送が徐々に増えるなどの事態に、搬送の手が不足する事態を避けるべく、8月19日から在宅救急隊の試験運用を開始。結果、部隊の必要性を認識し、9月1日から正式な運用に至った。
同隊は救急隊が搬送先の医療機関がすぐに見つからなかった場合に現場からの要請で出動。酸素吸入器などの医療資器材を載せた支援車両で現場に向かい救急隊と交代し、患者の自宅などで救命処置や経過観察と搬送先を探す。
この取り組みにより、隊が一つの現場に長時間拘束されず、新型コロナウイルス感染患者以外に隊を必要とする患者の搬送を可能にし、市民の安心と安全を図る。
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