厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2015.11.13
森の里30周年記念演奏会でバイオリン演奏を披露する
宇根 京子さん
NHK交響楽団所属 38歳
飾らぬ素顔が魅力的
○…あさって15日(日)に行われる森の里30周年記念式典・記念演奏会。森の里在住のバイオリニストとしてサラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』など全4曲を披露する。「地元で演奏する機会を設けていただき、ありがたいです。今から、緊張しています」と話す飾らない笑顔に、こちらも思わず笑みがこぼれる。
○…3歳からバイオリンを始め、小学校3年生の時に森の里へ。「最初は7人しか同級生がいなくて」と当時を振り返る。「放課後は外で遊んでいましたね。若宮公園とか、近所で毎日遊んでいました」。いっぽうで、家に帰ればレッスン、レッスン。「夕方帰ってきて夕飯まで練習して、食べ終わってまた練習。3〜5時間くらいを毎日でしたね。練習は嫌いでしたけど、バイオリンを弾くことは好きでした」
○…桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学、同大学研究科へと進学し、本格的なプロの道へ。順風満帆かとも思われるが、高校入学当初は周囲とのレベルの差を実感し「火が付きました」。「いつの間にか、自分のアイデンティティーはこれしかない、と感じて。父に『いつでもやめていいよ』と言われて気が付いたんですよね」
○…研究科を卒業後、スイスへの留学を経て2006年、NHK交響楽団の正団員となった。現在は月に10回ほどのコンサートへ出演し、合間には室内楽などのユニット活動も行う。「休みは、ないに等しいですね」と苦笑しながらも、充実感にあふれた様子。展望を問うと「もう少し、クラシックへの壁を取り除けたらいいなと思います。魅力をもっと伝えていけたら」。
○…趣味は、旅行とガーデニング。最近は台湾旅行がお気に入りだとか。モットーは「なるようにしか、ならない」。現在は、両親と姉の4人で暮らす。「地元で弾かせていただくことを楽しみにしています」。あさっては美しい音色に公民館が包まれる。
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