市内旭町にあるライブハウス「サンダースネイク厚木」。ネオン輝くそこからは数々のアーティストが世に飛び立ち、かの「いきものがかり」も含まれている。
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▽その仕掛け人ともいえるのが、社長の渡辺理之さん(52)。ライブハウスとスタジオ、向かいの楽器店を経営する傍らレーベルも運営し、厚木の音楽シーンを見続けてきた。
▽自身もボーカリストとして高校生の頃からハードロックバンドに傾倒していた。いつからか「スタッフ側のほうが面白い」と運営への興味も持ちつつ、大学卒業後は大手電機メーカーへ就職。けれども「音楽の仕事がやっぱりしたい」とバンドの道へ。練習していたスタジオへ就職し、その後店舗の閉店などに伴い「サンダースネイク厚木」として独立した。
▽売れるバンドを見極めるのは「直感」。「こいつらイケそう、という風に思うか思わないか。そこには理由なんてないから、人と人との出会いは本当に素直だよね」と話す。いきものがかりとの出会いも「あ、この子たちのために何かしたいなと直感的に思った」というところから始まっている。その後、彼らは初のワンマンライブをサンダースネイクで開催。レーベルにも所属し、その後は自身と関係があった現事務所へ移籍した。現在もメンバーとはメールで連絡を取り合う仲だという。
▽「みんな『できない』と言い訳するけれども、それは『やらなかった奴』の言い訳」というのは、沢山のアーティストを見てきたからこそ言える言葉。そんな仕事の醍醐味を、かつて大物プロデューサーから言われた「自分の育てたアーティストが多くの人に受け入れられる、ということかな」と話す。「厚木の音楽シーンはいまが種まきの時期。そこを大人がどれだけ支えてあげられるか。いきものがかりに続くバンドは出てくると思うよ」。そう話す目に狂いはない。
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