シティプロモーション活動を進める愛川町が昨年度から、松蔭大学(厚木市森の里若宮)と連携して愛川ブランドを活用した新しいメニューの開発に取り組んでいる。7月26日には、同大学厚木ステーションキャンパスで、学生が考案したメニューの発表が行われた。
2015年に愛川町が認定した「愛川ブランド」は、地域の優れた特産品として選ばれたもの。28品目ある同ブランドには、有機野菜や鶏卵、ハーブ、キノコ、ウインナーなど食品も多い。そこで町では、「愛川町でしか味わえないウマい食」を作るため、同ブランドのPRアドバイザーを務める同大学の鷲尾裕子准教授にコラボを呼びかけた。
昨年度は、10月の松陰祭(学園祭)で学生が愛川ブランドの商品を販売するなどPR活動で協力。今年度に入ってからは、鷲尾氏のゼミ生や観光マーケティング論の講義を受講する学生など12人が参加し、町に関する研究発表や、実際に愛川町を訪問して事業者へのヒアリングなどを行った。6月には愛川ブランド食材の試食を実施し、「愛川の土地と水の素晴らしさ」「作り手のこだわり」をテーマにアイデア出しが行われた。
発表会では、商品開発に協力した学生や鷲尾准教授をはじめ、町総務課職員や町観光協会の小泉稔雄副会長も参加した。これまでの半年間の取り組みの成果として、学生から「ガッツリ食べられる『豚漬けビビンバ』」や「健康バランスとインスタ映えを狙った『パンシチュー』」、「様々な年代に訴求し手軽に味わえる『愛川おやき』」など、若者らしい商品が発表された。商品作りの中心メンバーである鈴木隆晴さん(3年)は「最初は50種類ほど案を考え、そこから絞り込みました。普段食べているものがどのようにして作られているのか、取り組みに参加することで考えるようになりました」と話す。
シティプロモーションを担当する町総務課の永田浩一主幹は「愛川の生産者の気持ちを汲んでくれたことに感謝申し上げます。長い時間をかけて取り組んでいただいたアイデアを形にしていけたら」と話した。町では今後、学生のアイデアをもとに町内事業者に協力を呼びかけ、秋頃の商品化を目指していくという。
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