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公開日:2023.09.01
愛川町田代小出身
中村博直の「少女像」展示
あつぎアートマルシェ
愛川町立田代小学校出身の彫刻家・中村博直(1916-1991)が制作し、同小に展示されている「少女像」が、今月厚木市内で開催されるあつぎアートマルシェで展示される。校外での展示は初となる。
中村博直は、愛川町半原馬渡地区に、宮大工の父・秋松、母タカの長男として生まれた。田代尋常高等小学校に入学。1年生の時に関東大震災に遭い、両親を失う。3年生の時半原小に転校。数年後、祖父、次いで姉も失い孤児に。小学校卒業後、馬渡の宮大工・小林茂太郎の内弟子となる。その後20歳の時に、日本芸術院会員の彫刻家・澤田政廣に師事し、本格的に彫刻家としての道を歩み始める。3度の招集を受け、軍隊生活を送り、終戦後再び澤田のもとで技を磨いた。以後、日展特選、日展文部大臣賞受賞、日本芸術院賞受賞等、日本の木彫会の重鎮として活躍した。
裸婦をモチーフとして季節の趣を表す作品を得意とし、古典的木彫技法を用いて、西洋的に理想化された人体像を彫り上げた。
一方で石膏像や昆虫写真などの作品も残しており、過去町郷土資料館で企画展も行われている。
卒業生が学校へ寄贈
今回、アートマルシェに展示される「少女像」は、田代小学校の校長室に展示されているもの。中村博直が1976年に制作し、1938(昭和13)年度卒業生が学校に寄贈した。
「郷土が生んだ素晴らしい彫刻家の作品をより多くの人に鑑賞してほしい」と学校側の協力で、初めて校外での展示が実現した。
アートマルシェを主催する画家の落合清春氏(雅号・江春)は、「愛川町にこんなすごい芸術家がいたことをもっともっとたくさんの地域の人たちに知ってほしいと思い依頼した。田代小学校には感謝しかない。話によると町内にはまだまだたくさんの中村博直の作品があるという。ぜひ教えてもらえたらうれしい」と熱く話している。
作家と購入者をつなぐ
あつぎアートマルシェは今回が第7回で、9月7日(木)から10日(日)、本厚木駅南口のギャラリー悠(旭町1の8の15)で開催される。午前11時から午後7時(最終日は6時まで)。入場無料。
精魂込めて制作したが、なかなか売れないと悩んでいる作家は多い。鑑賞してもらい、作家と購入者の出会いの場になればと企画された。「アマからセミプロまで様々なジャンルの作品が集う。これが新しい芸術活動のきっかけとなり、厚木を文化の香る街にするはず」と落合氏。
詳しくは【電話】080・5091・8844へ。
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