任期満了に伴う6月の市長選への再選出馬を表明した吉田雄人市長は、先月26日の市議会第1回定例会の本会議で「就任時に掲げたマニフェストの207項目は、7割程度達成できた」と述べ、1期目を振り返った。その一方で、地域経済の活性化や人口減少に対する取り組みなどでは「まだ道半ば」との認識を示した。
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杉田惺議員(新政会)と鈴木真智子議員(公明党)の代表質問に答えたもの。再選出馬表明から初の定例会ということもあり、市長の4年間の実績に関する質問が続いた。
4年前の選挙時にキーワードとして掲げた「チェンジ」の具体例を問われると、市長は特別養護老人ホームを整備したことや、横須賀美術館ではアートを幅広く捉え、人気ロックバンドの特別企画展を開催したことなどをあげた。4年間の総括としてのマニフェストの評価は、6月の第2回定例会までに公表するという。
一方、鈴木議員は再質問で、市民のひとりとしても「チェンジを感じられない」と指摘。ハコモノ批判のような市議時代の歯切れの良さが無くなり、「(ハコモノ行政も)根本的な解決策は示すことができなかった」とただした。これに対し市長は、「現実的ではないことをやるつもりはない。歯切れが悪くなったのは、重責を意識して発言しなければならないため」と答えた。
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