市内出身の学生らが先月26日、吉田雄人市長と対面し、横須賀活性化に資する政策を提言した。
矢野香澄さん(多摩美術大学4年)と小澤徳人さん(明治大学OB)は、定住の前段階として都心生活者の息抜きの場所を目指す「横須賀二拠点生活」を提案。空き家などを活用して交流の場を増やし、地域活性化を促していく考えを披露した。加えて「各エリアごとに拠点を設けて、その地域の特徴を生かした住まいを作っていく」といった新たなアイデアも飛び出した。
これを受けて市長は、実現に向けた具体的な法制度上の指導や空き家の紹介など、市が協力可能な面をサポートしていく考えを示した。一方で「収益モデルや継続性など体系的なビジョンが必要」といった助言もあった。
ペアチームは今後、第一段階として、空き家が多い汐入地域の谷戸を拠点に定め、クラウドファンディングなども視野に入れながら活動していく。「まずは民泊、貸別荘といった形で始められれば」と小澤さんは展望を話した。
学生らは、横須賀の抱える課題解消や活力づくりのアイデアを競う「第3回 横須賀まちづくりコンペ」(学生団体スカペンコ主催)で優勝を果たした男女のペアチーム。
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