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公開日:2022.02.04
粟田老人デイ 3月末廃止
余裕教室活用も利用率低下
横須賀市は、市立粟田小学校の余裕教室を活用して開設している「粟田老人デイサービスセンター」を2022年3月末で廃止する。利用率の低さに加え、施設の老朽化が進み、多額の修繕費用が見込まれることが主な理由。施設運営に指定管理者制度を導入しているが、指定管理期間が満了となる同年3月末以降の運営を希望する事業者もなかった。利用者は民間デイサービスセンターへの移行を促す。
市は、児童数の減少とともに生じていた余裕教室の有効活用策として、1997年に粟田小と鷹取小に老人デイサービス施設を整備。全国でも珍しく、県内では初の試みとして注目を集めた。
自宅で生活している要支援・要介護認定を受けた高齢者が日帰りで通う施設で、「学校も福祉の拠点」にしていく方針のもと、多世代間交流の場としての役割も担うなど、教育施設の地域開放に先鞭をつけた。
ただ、当時とは状況が異なり、現在は市内に民間デイサービス施設が129カ所(2021年10月1日現在)あり、粟田周辺地区は比較的充足していることから、市は廃止を決断。公共施設の将来のあり方を示す「FM(ファシリティマネジメント)戦略プラン」でも、市の老人デイサービスセンターは、民間へ機能移転する方針を打ち出しており、これに従った格好だ。
粟田の施設は新型コロナの影響もあり、利用率が低下。2018年度は74・3%だった数字が昨年の4月以降は50%台で推移していることも背景にある。
「児童数が減少していく中での校舎活用と、民間の介護事業所が今ほどない状況下で一定の役割を果たしてきたと言える。粟田小を含め今後は、ニーズの高い学童保育の整備などを進めて欲しい」とハイランド在住の竹岡力市議会議員は話している。
同時期に開設した鷹取小内のデイ施設は新年度以降も運営を継続する。
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