第十九回「イベント・地域づくり編」



　先日の市民まつりにはたくさんの方のご来場があり、改めて三浦に根付いたイベントであると実感しました。一方で、最近、市民向けのイベントが増えていますが、どれも参加者が限定的で、もったいないなと感じております。こういったイベントを点ではなく線として、時期も重ならずに開催するためには、全体での調整も必要と考えます。そうすることで、季節ごとに市民の方に楽しんでいただけるだけでなく、この場で強調している社会参加の機会増加にもつながると考えます。



　さて、本紙11月1日号に掲載された当会の地域診断書「東岡区」の記事についてお読みいただけましたか。各方面より反響があり、以前と比べて地域についての関心が高まっているという実感を受けています。既に、市内４カ所で実施してきましたが、今回はその取り組みに住民有志の方が参加したことに、大変意義があります。「我が事、まるごと」ということが叫ばれている中、その想いをもった方が集い、一緒に地域を歩き、課題に気づき、「さあ、やろう」と一歩を踏み出したことは、今後の三浦市における地域づくりのモデルとなることでしょう。さらに、老人クラブの発足やフレイルチェックの実施につなげたことは、大きな成果です。それら全てをコーディネートした生活支援コーディネーターの斎田の功績は大きく、引き続きペースを上げて地域診断を続けていきたいと考えています。また、今まで踏査を行った地区においては、新たな動きも出てきており、次のステップに入るサポートをしてまいります。　　　　 （つづく)