第二十四回「新しい生活様式編」



　遂に、神奈川県でも緊急事態宣言が解除されました。外出自粛を求められてから、約２カ月が経ちましたが、お体の調子はいかがですか。ここで５点確認していただきたいポイントがあります。【1】体重が減っている【2】握力が落ちている【3】疲れやすくなっている【4】歩くスピードが遅くなっている【5】人との交流がほとんどない―１つでも該当するとフレイル（虚弱）が進んでいる可能性があります。元の生活様式に戻れない中、いかにこの進行を止めていくかが、要介護にならないために重要です。みんなで集まるサロンや教室等は、３密のリスクもあり、そのやり方には十分注意していく必要があります。



　また、今まで自粛していた運動を再開する際には、感染症対策と合わせて熱中症対策も徹底しなければなりません。特に、体力の低下や暑さに不慣れなことを踏まえ、運動の負荷に気をつけ、こまめに休憩や水分補給をとって、無理のない運動を心がけましょう。



　こうした状況を鑑み、当会では現在、未病サロンやフレイルチェックの再開の準備を始めております。各サロン運営者の方にもアンケートを取り、現状を確認していますが、この様な「地域のつながり」についても、新しい生活様式への対応が不可欠です。段階的に解除をしていく中で、具体的な方法を提案してまいりたいと思います。



　引き続き、ウイルスの第２波に備え、ワクチン開発まで共存していくことが求められますが、皆様には前向きな気持ちだけは忘れないでいただきたいと思います。



　　　　 　　（つづく)