第三十五回「コロナフレイル実践編【3】｣



　緊急事態宣言は解除されたものの、大阪や東京等での変異ウイルスのまん延が気になります。そうした中、ウィズコロナ時代の生活様式の下、地域の活動もスタートしております。今こそ身近で出来ることを見つけて、継続する習慣を身につけていくことが大切です。



　さて今回は、「コロナフレイル」対策の第３弾について、お伝えします。前回は、筋力トレーニングで簡単に出来る「いけいけ体操」を紹介しました。私が担当する教室やサロンもほぼ再開しており、そこでも実施しています。それに加えて行って欲しいのが、生活の中での筋力トレーニングです。習慣化すれば、毎日勝手に筋肉もついていきますので、ぜひ実践してみてください。



　１つ目は、「半歩」歩幅を広くして歩くことです。具体的には、歩幅の目標は65cmで、横断歩道の白線をまたぐイメージです。下半身の筋トレだけでなく、股関節のストレッチ効果もあります。二つ目は、階段の上り下りの機会を増やすことです。特に、下りは筋肉を多く使うだけでなく、着地の際の刺激が骨密度の維持につながる効果もあります。ただし、無理は禁物です。膝に痛みがある方は、医師やリハビリ職にご相談の上、行ってください。三つ目に、寝たまま体幹をねじることをおすすめします。10から20回程度両膝を立てたまま左右にひねるだけで体幹の筋肉の運動になり、起きがけの習慣にすると、腰痛防止の効果もあります。



　フレイル予防のご相談はお電話でも可能です。市社協の成田【電話】０４６・８８８・７３４７まで。



（つづく）