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三浦 文化

公開日:2021.09.10

横須賀シニア劇団「よっしゃ‼」
舞台活動を止めない
最新作オンライン配信

  • マスク着用で舞台に立つ。コロナ対策を講じながらの芝居

    マスク着用で舞台に立つ。コロナ対策を講じながらの芝居



 舞台に生きがいを見いだす60歳以上の劇団員で編成される横須賀シニア劇団「よっしゃ‼」の公演が、9月中旬に動画配信される。演題は『賢治ととしの銀河鉄道』。コロナ禍で様ざまな動きが制限される中、オンラインで文化芸術活動を継続する。





◇  ◇  ◇





 2019年9月に旗揚げされた同劇団は、神奈川県内在住・在勤の60歳以上のメンバーで構成。最高齢は87歳の女性という。県が掲げる「ともに生きる ともに創る」の理念を具現化する「共生共創事業」に位置付けられており、年齢や障がいの有無などを超えて誰もが楽しめる舞台芸術に取り組んでいる。





 今回で3回目を数える公演は、童話作家の宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』を下敷きに、同劇団で座長を務める横田和弘さんが脚色した。主人公のジョバンニとカンパネルラを、宮沢賢治と妹のとしに置き換えて2人の兄妹愛を描く。賢治の生い立ちや作家誕生の秘話、としの苦悩などを盛り込みながら総勢30人のメンバーが演じる。「楽しくもあり、切なさもある感動作品に仕上がった」と横田さん。





 本作には、三浦市在住の団員も参加。原作には存在しないオリジナルキャラクターで、銀河鉄道に乗車する僧侶役と、裏方を務める2人が活躍しているという。





 撮影は7月にヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀市本町)で行われた。無観客のため、普段なら客席から聞こえるはずの拍手や歓声がなく、場の空気を感じられないことによる難しさはあったというが、「今を抱えた芝居づくりと思えば、将来の話のタネになる」と前向きに捉えて挑んだ。





 通常の公演と同じく約2時間の舞台。演者はノンストップで演じ切り、ライブのような臨場感を届ける。「台詞のトチリもなんのその。それも含めて劇団『よっしゃ‼』のご愛嬌。パワー全開の熱意と汗と涙の感動を届ける」と横田さんは話している。





◇  ◇  ◇





 作品は、公益財団法人神奈川芸術文化財団が運営している「共生共創事業」のホームページ(【URL】http://kyosei-kyoso.jp/)で視聴できる。





 同劇団では、コロナ収束後には、小学校や施設などで出前公演を行うことも検討している。

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