第五十六回 ｢ウィズコロナ実践編【10】｣

　遅ればせながら、明けましておめでとうございます。新年を迎え、気分を一新したところだと思いますが、皆さまは今年の目標を立てましたか。私は昨年、フレイルサポートセンターの立ち上げに奔走したまま終わってしまいました。今年は天命を知る50歳になりますので、自分の進むべき道をしっかりと歩いていきたいと思います。また新型コロナなどの感染状況も気になる中、正月ムードが続き、自宅でのんびり過ごしていたという報告が皆さまから多数寄せられています。今こそ昨年出来なかった運動を始めるよい機会ですので、出来ることから少しずつ始めてみましょう！

　さて、昨年の微笑ましいエピソードを伝えます。福泉寺の寺子屋から誘いを受け、フレイルサポーターと小学生で交流会を行ってきました＝写真。フレイルサポーターからは、簡単に出来るフレイルチェックを小学生に行い、おじいちゃん・おばあちゃんにフレイルにならないよう伝えてもらいました。中には、給食で好き嫌いが多く、赤シール（フレイルに該当）を貼るお子さんもいましたが、ママに怒られると慌てて青シールに貼りかえる姿も見られ、大笑いしました。一方、小学生からのお返しとして、パラリンピックの正式種目でもあるボッチャの対抗戦に誘ってもらい、フレイルサポーターが真剣に的を狙って投げ、その一投ごとに歓声が上がり、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。今年は、こういった機会を多くもち、全世代がフレイル予防に取り組んでいける機運を高めていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いします。　 （つづく）