奉仕団体「三浦ロータリークラブ」（奥山浩司会長）は３月12日、三浦海岸で一斉清掃を実施した。会員に加え、近隣の小学校などに参加を呼び掛け、児童と保護者を合わせて約１２０人で砂浜の美化に汗を流した。

　「三浦海岸プロムナードクリーン作戦」と銘打った企画。これまで横須賀で活動するクラブと、ヴェルニー公園から観音崎まで約10Kmの海岸路「１万メートルプロムナード」で行ってきたが、今年度から（公財）かながわ海岸美化財団からゴミ袋の提供と回収・処分、三浦市環境課からトングなど用具貸出の支援を受け、市内では初となる独立開催を試みた。

　晴天に恵まれた当日の午前９時、「ファミリーマート 油屋三浦海岸店」前から開始した。ラーメン店「城門」方面と「南下浦中学校」方面に向かう２班に分かれ、約２Kmの範囲で作業。ビニールや煙草、ガラス、タイヤなど、参加者は大小様々なゴミを袋に詰めた。

　黙々と手を動かしていた河野はななさん（旭小５年）は「授業で海洋ゴミ問題を学んだ時に知った『４Ｒ』（リフューズ・リデュース・リユース・リサイクル）を守りたい」と話し、笠小友和クラブ委員長は「三浦は観光地。訪れた人にキレイだと思われるように、今後も場所を変えて展開したい」と語った。