第六十五回 ｢真のウェルビーイング社会を目指して【7】

　朝晩涼しい季節になりました。こまめに衣類の調節を行い、体調管理に気をつけてください。

　さて、先日の「地域をつなぐ はつらつフェスタ」にご来場いただいた大勢の方々、誠にありがとうございました。コロナ禍で長く中止を余儀なくされてきましたが、久しぶりに開催することができました。当日は椅子が足りなかったり、食事コーナーで長蛇の列ができたり、講演会場に人が入りきらなかったりするなど、皆さまにご不便とご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。この反省を踏まえ、次回はより良いイベントにしていきたいと思います。

　その中で、私が担当した講演＝写真＝とフレイルチェックをご紹介します。「人生１００年時代の生き方」のヒントとして、まず何歳から健康に心掛けていたかで、健康状態に差がつくということ。次にスポーツや地域行事などの社会活動にどれだけ参加しているかも健康状態に影響を与えるということ。そもそも健康状態とは、主観だけでとらえるのではなく、客観でとらえることも必要で、すべて「年のせい」にしないこと。特に三浦市においてはフレイルチェック（健康チェック）があり、年間３００人近くが受けています。その結果、【1】運動習慣【2】歩行速度【3】孤食【4】物忘れ【5】滑舌【6】片足立ち上がり【7】握力【8】支え合いの項目で、神奈川県の平均に比べて低いことが分かっています（昨年度）。この課題は一人ひとり異なるため、とりあえずフレイルチェックを受け、自分の課題を見つけることをおすすめします。つづく