戻る

逗子・葉山 トップニュース社会

公開日:2023.09.22

葉山町子ども医療費
18歳まで助成拡大
10月開始 約890人が対象に

 葉山町は10月1日(日)から子ども医療費助成の対象者をこれまでの「15歳まで」から「18歳まで(18歳になった後の最初の3月31日まで)に拡大する。所得制限は設けない。葉山町を含む県内22の自治体が今年度から小児医療費助成の対象年齢を18歳に引き上げた。背景には少子化対策や子育て世帯の支援があり、全国的に対象年齢の拡大が進んでいる。

 町福祉部子ども育成課によると、新たに対象となるのは約890人で、これまでの約4200人に追加。町は昨年度予算より1800万9千円増額し、1億3185万7千円を事業費にあてた。

未申請、約200件

 新たに対象となる子どもがいる世帯には、8月1日に申請書を発送済み。8月31日までに申請した場合には9月下旬に医療証が送付される。9月1日以降の申請の場合は、医療証の送付が10月1日以降になる場合がある。医療証が届く前に病院等を受診し、自己負担額が発生した場合は、後日申請すれば助成を受けることができる。子ども育成課によると9月15日時点でまだ200件ほど申請がされていないという。「申請書の早目の返信をお願いします」と呼びかける。

 現在国内では全国一律の助成制度がなく、各自治体がそれぞれ予算を確保し、対象年齢も地域によって異なっている。近年は税制変動や物価上昇など経済の変化もあり、子育て世帯が在住地を選ぶ要素のひとつにもなっている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

逗子・葉山 トップニュースの新着記事

逗子・葉山 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS