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逗子・葉山版 公開:2024年6月21日 エリアトップへ

未来のF1ドライバー? 葉山っ子カーター3人組

スポーツ

公開:2024年6月21日

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カップを手に笑顔の(左から)琉偉さん、新和さん、怜偉さん
カップを手に笑顔の(左から)琉偉さん、新和さん、怜偉さん

 F1をはじめとしたモータースポーツの入門編ともいえるレーシングカート。葉山町在住の3人の子どもがいま、カート活動に懸命に取り組んでいる。

「風が気持ちいい」

 葉山小5年の佐々木新和(にな)さんが初めてカートに乗ったのは小2の時。父親の亮さん(53)によれば、新和さんがカートに興味を持ったのは、幼少の頃にアメリカの子どもが小さな電動カートに乗って遊んでいるYouTube動画を見たのがきっかけだったという。約2年間、ずっと「欲しい」と言い続けるのに根負けし、足柄上郡中井町の中井インターサーキットへ体験に。「一度乗れば満足するだろう」との思惑だったが、新和さんはすっかり夢中になり、2カ月でライセンスを取得するほどの上達ぶり。タイムもどんどん伸び、ついにはマイカートも購入。同サーキットのレースデビュー戦では見事に優勝も果たした。今年、50ccから100ccのエンジンを積んだカートに乗り換え、出るスピードも増した。時速90Kmの速さにも「風がめっちゃきて気持ちいい」と新和さん。いつまで乗り続けるかは未定だが、「これからも出るレースには全部優勝したい」と意気込む。

「バトル楽しい」

 同じく葉山小3年の水垣怜偉(れい)さんは、F1好きな父親・偉弥(たけや)さん(40)の勧めで5歳から始めた。「最初はヘルメットが嫌だったけど、レースをしたら面白かった」と今ではカートのとりこに。弟の琉偉(るい)さん(5)も兄の後を追って昨年デビューした。二人とも「レースでバトルするのが楽しい」とカートの魅力を話す。偉弥さんは週に3回、中井サーキットへ練習に連れて行く熱の入れようで、「続けていけば道は開けると信じている」と息子たちの将来を楽しみにしている。その気持ちに応えるように怜偉さんは「F1まで走りたい」と夢を語った。

 新和さんの母親の理緒さん(39)は「みんながレースで優勝して、葉山町から表彰されたうれしい」と子どもたちの活躍に期待を膨らませた。

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