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公開日:2026.08.14
熊本地震 「他人事じゃない」 逗子・葉山両市町で広がる支援の輪
最大震度7を観測し、甚大な被害をもたらした7月28日の熊本地震。未だ犠牲者や被害の全容がつかめていない中、逗子市や葉山町では、民間・市民団体や商店会などが募金活動を展開し、支援の輪が広がっている(8月7日起稿)。
「熊本地震義援金にご協力お願いします」-。8月6日と7日、逗子市社会福祉協議会の職員と聖和学院中学校・高校の生徒ら約10人が声を張り上げながら、逗子市役所前で募金を呼びかけた。発災から数日後、同地震に関する共同募金受付が開始されると同社協職員数名が街頭募金実施へ向けて、いち早く行動を開始。同校へも協力をよびかけ、有志の生徒が参加した。同社協地域福祉推進係の飯島かんなさんは「関心が高まっているこの段階で寄付を募り、少しでも多く支援を届けたいと考えた」と話す。
初日に参加した同校の熊澤美都さん(高校1年)は、「何かできないかと考えていたところ、声がかかり、ここしかないと思った」と語る。
常設の募金箱は、逗子・葉山両社協ともに各福祉会館内に設置している。受付期間は逗子は10月中旬頃まで、葉山は10月31日(金)まで。
市民団体にも動き
東日本大震災を機に発足し、逗子市と葉山町の中高生を中心に構成される学生ボランティアグループ「3・11 つなぐっぺし」は、8月9日・10日にJR逗子駅前で募金活動を展開する。同団体の設立から携わり、現在はサポート役に徹する伊藤航平さんは、「団体の枠を超えて、地域の人も巻き込みながら善意の輪を広げられたら」と話す。
支援の動きは住民自治組織にもある。葉山町木古庭の地域では、8月22日(土)に実施する「木古庭ふるさと祭り」内で募金を呼びかける。当日、9つの飲食ブースなどが出店し、それぞれに募金箱を設置。発起人の瀬谷正彦さんは、能登半島地震や10年前に熊本県を襲った地震の際、「どこか他人事だった」と振り返る。しかし「自分たちにできることで少しでも役に立ちたい」と町内会に打診した。
食を通じた支援の動きも広がっている。葉山の飲食店らが中心となり、7月30日に実施された「はやまこどものグルメ」では、収益の全額5万5450円が翌31日に同町役場を通じて寄付された。同イベントは「食を通じて子どもたちを笑顔にしたい」と、葉山町一色のうどん店「益うどんDEKETACHI」の吉田シゲキさんらが昨年から始めた取り組み。今回は開催直前に地震が発生したことを受け急遽、「少しでも力になれれば」と収益の全額寄付を決定したという。
逗子市の池田通り商店会では中華料理屋「ブラボーキッチン」の池田禅さんが発起人となり、同商店会内有志の数店舗で募金箱を設置。池田さんは熊本県山鹿市出身。現地で炊き出しなどのボランティア活動に勤しんだ10年前の熊本県の地震では、被災者に必要な物資が十分に行き届かない現状を痛感し、激しい憤りを感じた。今回は現段階では、現地へ向かう予定は無いため、遠方からでも届けられる支援の形を選んだ。
同商店会の小林鉄也会長によると、募金箱は8月6日から4店舗(はんこ屋さん21、ブラボーキッチン、鳥一、ビューティーショップ It’SEIKO)に設置。ほかにも有志の手はあがっているという。
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