慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の学生5人とOB1人が3日、藤沢市議会の市民クラブ藤沢に対し、政策提言を行った=写真。近い将来の子育て世代の意見を市政に生かしてもらおうと、市議9人に等身大の意見をぶつけた。
学生や教職員、卒業生が協働で取り組む同大の「SBC(Student Build Campus)」の一環。OBの高橋成壽さん(41)が「出生率向上」をテーマに発案し、1年生4人と2年生1人が参加した。
学生らは、昨年市内で行われた子育てイベントで主催者や参加者の声から市の課題を抽出。それらを踏まえ「市にやってほしいこと」「伝えたいこと」などをまとめた。
発表に立った学生2人は若い世代が子育てに触れる経験が少ないことを指摘。星野良太朗さん(20)は「妊娠体験や年下の面倒を見る機会を教育に盛り込んでは」、野口春佳さん(19)は「子育てフェアに学生を巻き込んだり、市公認の『パパサークル』を作ってはどうか」と提案した。
提言を受け、会派代表者の佐賀和樹市議は「学生ならではの貴重な意見。会派として、新年度予算案の審議などに役立てたい」と述べた。
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