神奈川県と藤沢市は11日、新型コロナウイルスに市内から2人が感染したと発表した。2人は、市内に住む会社員の40代女性と大学生の20代女性。同居する母親と娘だという。
40代の女性は、2月28日に37・5度の発熱と倦怠感を感じ、3月6日に医療機関を受診。胸部レントゲンの検査を受けるが異常は見つからなかった。翌日の7日に咳の症状があり、9日に「帰国者・接触者相談センター」に連絡し、10日に別の医療機関でPCR検査を受けたところ、感染が分かり、そのまま入院した。
20代の女性は、2月29日の夜間に倦怠感を感じ、翌日の3月1日に37・9度の発熱と咳の症状が出た。3日に熱が下がったが、10日に医療機関を受診しPCR検査を受け陽性が判明。そのまま入院した。
県と藤沢市によると、2人は入院中で症状はいずれも軽く、母親から娘に感染したのではないかと調べている。2人に流行地域への渡航歴はないという。
母親は、3月2日に藤沢駅と羽田空港間のバスを利用したことがわかっている。藤沢市では、同日午前6時30分発の藤沢駅-羽田空港間、午後6時55分発の羽田空港-藤沢駅間のバスに乗車し、発熱等体調不良を感じた場合は「藤沢市保健所帰国者・接触者相談センター」(【電話】0466・50・8200)への相談を呼び掛けている。手洗いや咳エチケットなど感染拡大防止への協力も引き続き求めている。
県内では58人
17日現在、神奈川県内の感染者は58人が報告されている。
県では、相談窓口として、専用ダイヤル(【電話】045・285・0536/午前9時から午後9時)を開設。また、「LINE」による情報提供も実施。専用アカウントに体調や年齢、持病などを入力すると、センターへの連絡の必要性や対策などそれぞれに合った情報を提供してくれる。
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