意見広告 不適格教員から子どもを守ろう! 神奈川県議会議員 松長泰幸
昨今、児童・生徒に対する猥褻行為などによって、採用後短期間に懲戒処分を受ける教員があとを絶ちません。わが会派はこの事態を憂慮し、本会議において次の質問を行いました。
〈質問〉
【1】採用後数年内に懲戒処分を受ける者が出るということは、採用面接選考時における評価者(面接者)に問題があるのではないか。これについて検証し、検証結果いかんによっては当該評価者を以後の面接選考から外すべきではないか。
【2】採用後10年以内に懲戒処分された教員、とりわけ猥褻行為によって処分された教員の実態と、それに対する所見を伺いたい。
〈教育長・答弁〉
―まず、懲戒処分された教員の実態ですが、昨年までの5年間で採用後10年以内に懲戒処分された教員は26人で、そのうち猥褻事案によるものは16人です。こうした事態に対しては、大きな危機感を抱いております。
本県の教員採用試験は、一次・二次によって行っております。そして、面接試験についてはその精度を高めるために面接者に対し面接技法や評価方法などの事前研修を施すとともに、適切な質問づくりに臨床心理士の協力を得るなどしております。しかし、懲戒教員の実態をみると、面接評価の妥当性を検証する必要があり、懲戒教員の面接時に極端に高い評価をくだした評価者については、以後評価者としないなどの運用を検討しております。―以上
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話は変わりまして、少し古いニュースですがワシントンポストによると、イスラエルのフェイスプションという企業が、人工知能を使って、顔を解析するだけで人物判定(テロ犯・天才・優れたポーカープレーヤー・ロリコンなど)ができる検査機を開発したとのことです。驚くことにパリ同時多発テロ事件の実行犯11人のうち9人を「テロリスト顔」と判別でき、目下のところその判定制度は80%とのこと。ならば、将来的に「教員の面接試験はこのAI顔分析システムも使用したら」という意見も出てくるのではないでしょうか。言葉はごまかせても顔に書いてあるということなのでしょうが、人権や倫理的にも課題があります。
まずは人間の力で不適格教員を採用しない方法・技法を考えていかなくてはならないと思います。
松長やすゆき
神奈川県藤沢市辻堂3-6-3
TEL:0466-34-2639
taishin@opal.dti.ne.jp
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