特別対談 日本を前に進める 河野太郎 前ワクチン接種担当・規制改革相×牧島かれん デジタル相
自民党総裁選挙を戦った河野太郎前ワクチン接種担当・規制改革相と、今回の組閣でデジタル大臣として初入閣した牧島かれん氏が対談した。総裁選やワクチン接種、規制改革などについて語り合った。
企画/自民党神奈川県第十五選挙区支部
河野-初入閣、おめでとうございます。
牧島-ありがとうございます。デジタルと規制改革、行政改革を担当することになりました。
河野-今回の目玉人事ですし、デジタルも規制改革もこれからの日本を進めていく上で非常に重要な仕事です。是非、頑張ってください。
規制改革と行政改革は、私から牧島大臣に引き継ぐことになりました。どうぞよろしくお願いします。
牧島-日本経済をしっかり成長させていくためにも頑張ります。
総裁選挙を終えて
牧島-総裁選挙は、おつかれさまでした。また、神奈川県の皆様には、大変お世話になりました。本当に感謝の思いで一杯です。
河野-牧島大臣には、今回、選対の中枢で活躍していただきました。本当にありがとうございます。多くの国民の皆さん、党員の皆さん、そして仲間の国会議員の応援をいただきながら、私の力不足でした。申し訳ありません。
牧島-世論調査では、ダントツの1位でしたし、実際に党員票では37の都道府県でトップを取りました。日本を前に進めたいという河野太郎の訴えは、しっかり国民に届いたと思います。
進むワクチン接種
牧島-ワクチン接種担当大臣としても、この9カ月、大活躍されました。日本は、スタートが遅れましたが、今や接種率でアメリカやヨーロッパ各国に追いつき、追い越しました。
河野-昨年の7月、ファイザー社が国際的な治験を始めた時に、日本は感染者数が欧米より二桁少なかったため、日本で治験を行っても結果が出るのに時間がかかると外されてしまいました。その後、日本人を対象に日本独自の治験をやったことで、スタートが遅れました。
牧島-コロナ禍という非常事態なのに、平時の法律、体制、システムで全国のワクチンを進めなければならなかったということですね。
河野-私の接種担当大臣としての最も重要な仕事は、1741の市区町村を箸の上げ下ろしまで縛ろうとする厚労省を抑え、自治体が自由に創意工夫や努力をしていけるようにすることでした。
牧島-そして河野大臣が、連日、ファイザー社やEUと交渉して、ワクチンの供給を前倒しにすることができたのが、本当によかったと思います。当初、4月末までに1200万回分が供給される予定でしたが、3400万回まで供給が増えました。
河野-1200万回だと医療従事者向けで終わってしまいます。5月の連休明けから高齢者接種を始めるためには、それでは足りません。
牧島-7月末までに高齢者接種完了という目標も達成しました。
河野-人口370万人の横浜市と170人の青ヶ島村では人口で1万倍以上の開きがあります。自治体には都市部もあれば山間部もあり、北海道と沖縄県では予防接種に来る時の服装も違います。全国一律でこうやってくださいというのはうまくいきません。やはり、自治体の裁量でやっていただくしかないと強く思っていました。
規制改革
牧島-総裁選の出馬会見の直後に開催された規制改革推進会議で、河野大臣がコロナウイルスの簡易抗原検査キットを薬局で販売できるように規制改革をすぐやれと厚労省に迫り、総裁選挙が終わる前に実現しました。さすがの突破力でした。
河野-パルスオキシメーターも厚労省に承認されると「医療機器」で広告規制がかかり、アマゾンや楽天で販売されるのは未承認品ばかりになります。まさに「悪貨が良貨を駆逐」しています。こうした規制も改めなければなりません。
牧島-神奈川県にあるテルモ株式会社には、自民党の医工連携プロジェクトチームで視察に行き、カテーテル手術の研修を実際に体験しました。テルモは、世界中の医療機関にECMOや回復者血漿療法のデバイスなどを提供したり、医療機器の開発やそれを使う人材育成などを実践しています。
日本の医療技術も、地元をしっかりとサポートしながら、向上させていきたいと思っています。
河野-全員野球でコロナ禍を乗り越え日本を前に進めていきましょう。
■企画/自民党神奈川県第十五選挙区支部【電話】0463・20・2001/平塚市八重咲町26の8/
公式サイト【URL】https://www.taro.org
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