大磯・二宮・中井版 掲載号:2019年3月22日号 エリアトップへ

北京五輪の400mリレー銀メダリストで、平塚に陸上教室「ERC」を設立した 末續(すえつぐ) 慎吾さん 平塚市在住 38歳

掲載号:2019年3月22日号

  • LINE
  • hatena

自由に走る喜びを胸に

 ○…「大空を自由に飛ぶイーグル(鷲)のように、『自由に走る』楽しさを伝えたい」。北京五輪400mリレーの銀メダリストが1月27日、母校・東海大学在学中にも住んでいた平塚で、年齢・経験不問の陸上教室「ERC(イーグルラン・ランニング・コミュニティ)」を設立した。目指すのは、走りを通じて人生が豊かになるような場所づくり。「新しい友だちを作ったり、子や孫と一緒に走るのを楽しんだり、人の輪が広がるきっかけになれば」

 ○…熊本県熊本市出身。「トレーニング施設が充実しているから」と東海大学に進学した。抜きん出た脚力で注目を集め、大学2年生だった2000年、シドニーで念願の五輪初出場を果たす。続く04年のアテネを経て、3大会連続出場となった08年の北京五輪。第2走者としてチームに貢献し、五輪短距離種目で日本人初のメダリストに。スポーツ史にその名を刻んだ。

 ○…一方、心の中では大きな葛藤も抱えていた。「選手として0・1秒でも速い記録を常に求められる『勝利至上主義』。でも走ることの意味は、勝ち負けだけではないはず」。五輪を終え「自由に走る喜び」を伝えられる陸上教室への思いが募った。構想約10年。実現にこぎ着けた同教室は話題を集め、1月20日のプレイベントの参加者は、父親に抱かれたままの1歳の子供から、マスターズ陸上で走っているという80代まで約100人に上った。

 ○…現役ランナーを続けるほか、現在、星槎大学特任准教授としても陸上競技などを指導している。多忙な日々を過ごす中「市内で好きな場所」と話す平塚海岸でサーフィンを楽しむのが息抜きという。今後は「故郷・熊本をはじめ、47都道府県にERCの支部を立ち上げたい」。笑顔と人の輪を各地に広げる挑戦が、いま、走り始めた。

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

本井 英さん

鴫立庵の第二十三世庵主に就任した

本井 英さん

逗子市在住 74歳

9月20日号

武藤 稔さん

大磯で捕獲鳥獣の利活用ワークショップを開催した

武藤 稔さん

小田原市在住 26歳

9月13日号

原田 啓治さん

中井町交通指導隊の隊長として交通安全の普及に努める

原田 啓治さん

中井町雑色在住 63歳

9月6日号

海瀬 光美さん

足柄歯科医師会の会長に就任した

海瀬 光美さん

南足柄市在住 たんぽぽ歯科医院

8月30日号

近藤 鉄也さん

ゴルフの飛距離を競うドラコン競技の世界大会に出場する

近藤 鉄也さん

大磯町国府新宿在住 47歳

8月23日号

伊坂 重憲さん

神奈川福祉事業協会の会長を務める

伊坂 重憲さん

横浜市神奈川区在勤 69歳

8月16日号

熊澤 弘さん

OISO学び塾「美術にあらわれる大磯」で講師を務めた

熊澤 弘さん

大磯町月京出身 48歳

8月2日号

あっとほーむデスク

  • 4月1日0:00更新

  • 3月11日0:00更新

  • 3月4日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 大磯歴史語り

    明治150年記念連載

    大磯歴史語り

    第29回「原敬【4】」文・武井久江

    9月13日号

  • 大磯歴史語り

    明治150年記念連載

    大磯歴史語り

    第28回「原敬【3】」文・武井久江

    8月23日号

  • 大磯歴史語り

    明治150年記念連載

    大磯歴史語り

    第27回「原敬【2】」文・武井久江

    8月9日号

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年9月20日号

お問い合わせ

外部リンク