星槎国際高等学校湘南に通うアフリカのエリトリア国の留学生3人が、7月9日に大磯町立大磯小学校を訪れ、同国の郷土料理を再現した学校給食を6年生児童と一緒に味わった=写真。
大磯町や星槎グループなど、同国と東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプ協定を結んでいる団体でつくる「SKYプロジェクト」の企画事業。陸上競技で将来の五輪出場を目指す留学生と、ホストタウンの児童に交流の機会を設けた。
食から理解深める
留学生を囲んで行われたこの日の学校給食。提供された「アリチャ」は、エリトリアのカレー風味の煮込み料理で、昨年度に大磯町食生活改善推進団体が留学生の意見を取り入れながら日本人の口にも合うレシピを開発していた。
初めて口にする異国の味に児童らは「おいしい」「カレーに似てるけど、あっさりしてる」と感想をあげ、おかわりをする子もいた。また留学生に「好きな食べ物」や「好きな色」を質問したり、サインを求めるなど親交を深めていた。6年生児童は「エリトリアに興味がわいた」と話し、留学生のダイモン・ベルハネ・テスファイさん(16)は「すごく良い子たち。みんなで学校を掃除するなど、きょうだいのように過ごしている姿が印象的だった。自分も陸上と勉強を頑張りたい」と笑顔をみせた。
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