目標は世界チャンピオン 井上尚弥さんがプロ転向
秦野市のジム出身で、高校生として史上初のアマチュアボクシング7冠を達成した井上尚弥さん(19歳・座間市在住)が先月、プロテストに合格。現在は横浜市の大橋ボクシングジムに所属してトレーニングに励んでいる。
ライトフライ級の井上さんは、父の真吾さんが会長を務めていた秦野駅北口三宝ビル2階の「INOUE BOXING&SPORTS GYM」でトレーニングを積んできた。高校1年時から高校総体、国体、全国高校選抜で優勝したほか、アマ日本一を決める全日本選手権や国際大会でも優勝するなど高校生として史上初のアマ7冠を達成し、大きな注目を集めていた。
「プロの世界チャンピオンを目指す通過点としてオリンピックも目指そう」と、ロンドン五輪の出場権を賭け世界選手権やアジア選手権にも挑戦。しかし両大会ともあと1勝に泣き、惜しくも五輪出場を逃した。「オリンピックは残念だけど、中学の頃からプロ志望。次の五輪まで4年も待てないので、プロ転向を決めました」と経緯を打ち明ける。
所属する大橋ジムには中学時代から出稽古で通っていた。父の真吾さんも今後は同ジムに所属し、専属トレーナーとして指導を続ける。「みんなに感動を与えられる選手になってほしい。それだけの素質がある」と真吾さんは期待を込める。 プロデビュー戦は10月2日(火)。尚弥さんは「まずはデビュー戦でしっかり勝つこと。自信がついた段階で世界戦に挑みたい」とプランを描く。「何度も防衛できる最強の世界チャンピオンが目標。応援よろしくお願いいたします」と話した。
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