2019年の幕開けであると共に、平成最後のお正月を迎えた。「平成」という年号で秦野を遡ってみると、平成元年(1989年)、秦野市の玄関口である「秦野駅」北口周辺はビルの建設ラッシュや整備のピークを迎えていた。
当時のタウンニュース秦野版によると、前年に完成した「駅前農協ビル」をはじめ、この年に8つのビルが新・増築予定と報道されている。民間によるビルの建設ラッシュに対し、市は「駅前を中心に、これらの建造物が商店街の活性化やより良い街づくりの起爆剤になれば」と期待を寄せており、大きく変化した年であったことがわかる。
また、この年の3月には「まほろば大橋」も開通。時計と洋鐘が組み込まれたモニュメントも設置された。9月にはガス灯が点灯、11月には秦野駅前歩行者専用道が完成し、式典も行われた。
平成4年(1992年)からは北口広場の再整備工事が始まり、その後、秦野駅舎も橋上駅舎とするための新築工事を開始。平成8年(1996年)12月に秦野駅南北広場を結ぶ自由通路、新秦野駅舎が完成した。
新秦野駅舎の完成に伴い、整備が進められてきた北口ペデストリアンデッキは平成9年(1997年)9月に完成。同年12月に南口広場も完成し、現在の秦野駅周辺の形がほぼ完成した。
こうした秦野駅周辺の変遷を見守り続けてきた「大秦ショッピングセンター」が平成27年(2015年)、建物の老朽化に伴い49年の歴史に幕を下ろす。その跡地には平成30年(2018年)に「ポレスター秦野駅前」が建設され、ペデストリアンデッキも延伸。上りエスカレーターが設置された。
そして現在、北口広場の歩行者専用道に通じるペデストリアンデッキに下りエスカレーターを整備している。また、現在建て替え中の北口自転車駐車場は3月完成予定で、その後、同駐車場に接続するペデストリアンデッキの延伸も行われる。
全体の整備完了は2019年度末の予定。新たな年に、秦野市の玄関口もひとつの節目を迎える。
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