北下浦観光協会は7月29日(土)、横須賀市と友好都市関係にある群馬県富岡市までの総延長約181Kmをタスキで繋ぐリレーマラソンを実施する。市民ランナー約50人でチームを編成、昼夜を徹して走り続ける。30日(日)の早朝に富岡製糸場に到着予定。迎える富岡市側もセレモニーを用意している。
「横須賀〜富岡友好襷(タスキ)リレー」と銘打って同観光協会が企画した。野比海岸で活動するジョキングサークル「横須賀しらとりランナーズ」のメンバーを中心に、公募で募った市民ランナーが”民間大使”となって富岡市を訪れる。
横須賀市役所をスタートとする全67区間をランナーがタスキをかけて交代しながら走る。1人が担当する距離は約25Km。ウォークで参加する人もいる。チームの最年少は5歳、最高齢は77歳だという。
今回、上地克明市長が揮毫した「愛」の文字の入ったタスキと親書を富岡市長に届けるという命も受けている。秋に公開が予定されている映画「紅い襷〜富岡製糸場物語〜」にちなんで深紅のタスキを用いる。
しらとりランナーズは、友好都市をリレーマラソンで訪れる取り組みを過去に2回ほど行っている。1994年に倉渕村(現在の高崎市で自治体の消滅で友好都市を解消)、2009年には福島県会津若松市に向かい、ともに成功させている。
実施責任者でしらとり代表の石井利冶さんは「一昨年秋に富岡市と友好都市が締結されてから企画を温めてきた。両市の懸け橋になれば」と意気込む。富岡市の市民ランナーグループに、タスキリレーで横須賀に訪れることも提案するという。
第1走者を上地市長
28日の午前8時に横須賀市役所北口玄関前で出発セレモニーが開かれる。8時半の号砲を合図にスタート、第1区の特別ランナーを上地市長が務める。
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