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麻生区 人物風土記

公開日:2024.01.01

2024シーズンからサッカーJ2・横浜FCに加入する
橋本 丈さん
王禅寺東在住 22歳

感謝忘れず プロの世界へ

 ○…幼い頃から憧れ、目標にしていたプロサッカー選手。今年、晴れてその舞台に立つ。関東学院大学で3人の主将のうちの一人としてチームをけん引。左SBのポジションからキックの正確さを武器に、初の関東1部リーグ昇格に導いた。「プロ入りが決まり、うれしかった。夢をかなえられたのは、自分の努力、指導者、友人、背中を押してくれた家族のお陰」と笑顔を見せる。

 ○…生まれも育ちも麻生。兄の影響で幼稚園のときからサッカーを始めた。右利きだったが、父親の薦めで左利きに。学校に行く前に、父と恩廻公園で練習。帰ってからもひたすらボールを蹴り続けた。「野球をやっていた父がサッカーを勉強して教えてくれた。感謝してもしきれない」。所属していた地元のFCパーシモンでは、攻撃的MFとして活躍。小5で全国大会にも出場した。

 ○…中学ではコンフィアール町田へ入部。監督の縁で練習に参加した大阪の強豪・興國高校に入学。慣れない寮生活、レベルの高さに心が折れかけたことも。サッカーの本質を学べる環境、SBへのコンバート、プロになっていく先輩たち。「ここで頑張れたことがプロに近付けた。高校の監督に出会えたことが財産。感謝しています」

 ○…大学ではJリーグ特別指定選手として横浜FCの練習にも参加し貴重な経験も積んだ。「速い、強い、上手い。その厳しい世界の中で勝ち抜いていきたい」と決意する。寝ても覚めてもサッカーだけ。オフの日も、ヨネッティ―王禅寺や恩廻公園でトレーニングに励む。「自分が憧れたように、今度は自分が子どもたちに憧れられる選手になりたい」。小学生時代に一緒にプレーした同級生の久保建英選手と、日の丸をつけて同じピッチに立つことが目標だ。

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