公益社団法人町田法人会の会長に就任した 木目田 邦夫さん 南成瀬在住 66歳
3本の矢に改革託す
○…これまでは会長を支える副会長だったが「大役なので責任の重大さを感じる。旧来からの町田法人会を汚さないように、また市内団体との協調も行っていきたい」と改めて気を引き締める。まずは市内に17ある支部との更なる結束を深めるため各支部を回る。「町田は広いからね。駅前と、ほかの場所では経営の仕方も違うし、いろいろ勉強しないとね」と会長として最初の仕事に取り掛かる。
○…生まれも育ちも南成瀬。やんちゃでいたずらが好きで、よく人を驚かせていたという。子どものころを「当時は成瀬駅もなく、周囲は見渡す限り田んぼと畑しかなかった」と振り返る。米が良く採れ『成瀬千石』と言われ、住みやすい土地だったといわれる。また戦国時代の甲州・武田家の落武者が流れ着いたという逸話が残る土地でもあり、家に伝わる過去帳などをひも解き、武田軍の末裔だと判明した。「西暦1500年から始まる家系図を作ってね。もう趣味みたいなものだね」と笑う。
○…会長として目下の課題は会員増強。そして会員同士の交流の促進、経営支援が自らの役割という。どれも頭文字にKが入ることから、自身の名前もかけて「『キメダノミクス』として3本の矢をしっかり、実現させたい」という。またボランティア団体との連携も視野に入れている。
○…趣味は庭いじり。その腕前はもはや玄人の域で、これまで庭の手入れを頼んでいた植木屋職人から「もう任せたよ」と言われるほど。手掛けた庭にはよく野鳥が集まり、最近ではハトが巣を作り卵を暖めている様子を見守ったという。また戦国時代が好きで、歴史小説はもっぱら戦国時代のものを好んで読む。好きな武将は徳川家康。300年もの長きにわたり世を治めた徳川家の手腕を高く評価し、自らの経営と重ねる。稼業は息子さんに引き継ぎながら、新会長として会員と一緒に3本の矢に法人会の改革を託す。
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