文部科学大臣賞を受賞した町田市体育協会理事長を務める 山本 正実さん 山崎町在住 81歳
地域スポーツの守り役
○…文部科学大臣表彰をこのほど受賞、同賞の受賞は、42年前に元市バレーボール連盟会長で体育協会の副会長の小野寺克己さんの受賞に次いで市内で2人目。「くしくも私も2008年から同連盟の会長を務めていますのでご縁を感じます」。市内の複数のママさんバレーチームに携わり、60歳を過ぎてもチーム指導を行っていた。
○…新婚時に移り住んだ市内団地で立ち上げたママさんバレーチーム指導を引き受けたことを機にバレーボール連盟をはじめ、11年の体育協会の法人化の中心メンバーとして地域スポーツの発展に尽力してきた。現在はニュースポーツの普及にも力を入れ、自らも柔らかいボールを使ってプレーするソフトバレーに汗する。「これが本当に通常のバレーに慣れたものには難しい」と笑う。
○…身長178cm、中学生時代にはバスケット部とバレー部の二刀流。「高校に入学すると両方はさすがに…、なのでバレーを選びました」と話し大学、社会人とバレーボール一筋。大学時代には全日本代表候補に名前が挙がったことも。また社会人チームの最高成績は全日本で2位。ミュンヘンオリンピックで金メダルをとった男子バレー代表で元全日本男子バレーボール監督を務めた南将之氏は高校の後輩にあたり「あいつは、何かの取材で私のことを鬼の先輩って言っていましたね」と苦笑する。
○…現在、体育協会に所属するのは37団体。「今夏のオリンピック・パラリンピック以降に、地域スポーツを管轄する我々の協会にも新たな課題は出てくるはず」と表情を引き締める。同大会では新たに7つの新競技が加わる。それに伴い地域スポーツ、協会への影響は少なくないと予想。受賞後の大仕事にも既に準備はできている。
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