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町田版 公開:2021年9月9日 エリアトップへ

小山・小山ヶ丘 フードドライブで地域繋げ 防災意識の醸成にも

社会

公開:2021年9月9日

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チラシを手にする菅野さん(左)と安達さん
チラシを手にする菅野さん(左)と安達さん

 町田駅前の無印良品2店舗で常設型のフードドライブがスタートするなど、家庭や企業で余った食品を持ち寄り、フードバンクに寄付する活動が市内で広がりを見せている。小山市民センター(小山町)では9月18日(土)〜20日(月・祝)の3日間、「小山・小山ヶ丘つながるフードドライブ大作戦」が開かれる。作戦をきっかけに、地域の繋がりの強化が期待される。

 フードドライブとは家庭で消費しきれない食品を、必要としている人のために寄付する取組のこと。小山・小山ヶ丘地区ネットワーク協議会に加盟しているまちだテクノパーク事務局の菅野英昭さんが、コロナ禍で「食」に困っている人たちの手助けや、SDGsの取組みにもつながるとして同地域でのフードドライブの実施を考案。有志を集め、5団体7人からなる実行委員会が構成された。菅野さんは「当協議会に社協(=町田市社会福祉協議会)の安達廣美副会長もいるので、参加してもらい、力になってもらいました。9月は防災月間なので、家庭の食材を見直す際に防災備蓄品もチェックしてもらえば、防災の観点からも地域のプラスにつながると思います」と話す。ノウハウ等は市立室内プールでフードドライブの実施や支援を行う(株)協栄にアドバイスをもらい、市の〇ごと大作戦の制度を利用し、チラシの作成や配布に役立てた。

1イベントで3本の柱

 チラシは同地域内の小学校3校、中学校1校に配布。児童・生徒たちが各家庭にチラシを持ち帰り、家庭で「食品ロス削減と食品の有効活用」「地域住民の環境・福祉への意識向上」「防災月間に合わせ、防災備蓄品の見直しによる防災意識の向上」などを考える機会になることを期待する。

 期間中に募る食品は米、油、しょうゆやみそなどの調味料、インスタントやレトルト食品、肉・魚・果物などの缶詰、お菓子やコーヒーなどの嗜好(しこう)品など。いずれも未開封で賞味期限が明記されており、2カ月以上先のもの。集まった食品類は社協のフードバンクに寄付し、そこから子ども食堂や生活に困窮する世帯に配られる。

 菅野さんは「長く続くコロナの影響で、食に困っている方々が増えていると聞いています。家庭にストックされている食品を今一度見直し、消費しきれない食品をぜひお持ちください」と話す。問い合わせは、まちだテクノパーク事務局【電話】042・798・5105(平日9時〜17時)
 

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