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町田 経済

公開日:2023.06.22

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「期限切れは1つの目安に」
食べきり協力店が呼びかけ 

  • 「協力店」のステッカーを指す松田店長

 「まちだ☆おいしい食べきり協力店」の1つが、忠生に店を構える「エコイート町田店」だ。廃棄予定の飲料や食品を買取または無償で引き取り、販売を行っている。運営するのはNPO法人「日本もったいない食品センター」(大阪府)。食品ロス削減を目指し、売り上げの一部を生活困窮者の支援にまわしているのだという。「食品を送った人からのお礼がメールで来ると、顔が見えなくてもつながりを感じられる。人に喜ばれることにやりがいを感じています」と店長の松田浩和さん。店に並ぶものは、賞味期限が迫っているものがほとんどといい、「でも、みんな安全でおいしく食べられるもの。スタッフが実際に食べて安全を確かめたものを並べています」と微笑む。

 松田さんによると近年、賞味期限切れ商品に対するとらえ方も寛容になってきたという。以前は店に対して「賞味期限が切れているのにお金を取るのか」という声があったものの、最近は持続可能な開発目標「SDGs」が浸透したこともあって、そんな抗議を聞くことがなくなった。

 その上で、松田さんは「当店のような業態のお店があるということは、日本の食品ロスが多いという証拠。10年後にはなくなってほしいと願うばかりです」と話し、「必要以上に食品を買うのはもちろん、賞味期限の表示だけを目安に捨ててしまうのはもったいない。自分の五感を頼りに確かめることも大切です」と呼びかけている。

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