神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2025年3月13日 エリアトップへ

児童考案のカレー 給食に 地産地消で環境に優しく

教育

公開:2025年3月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
オリジナルカレーを豪快に食べる男子児童
オリジナルカレーを豪快に食べる男子児童

 市内の児童らが考案した「環境にやさしいオリジナルカレー」が3月3日から、市内すべての市立小中学校などの給食で提供されている。昨年12月に東京たま未来メッセ(明神町)で開催されたイベント内で取り組んだもので、「地元産の食材ほど輸送時にCO2が発生しにくい」などの観点から食材を選び、環境に負担をかけないレシピを目指した。

 この取り組みは、東京都が進める「こどもスマイルムーブメント」事業の一環。未来を担う子ども主体の事業を官民連携で行うもので、今回は八王子市と(公財)日本環境協会が連携。食を通して環境を考える「推しカレー」考案イベントを実施した。

 昨年12月21日に行われた考案イベントには、公募で集まった市内の小学生12人が参加。食にまつわる環境問題を学んだ後、3チームに分かれ、カレーに入れたい環境に負担の少ない食材7つを考え発表した。それを主催者がポイントで評価し、最高得点の564ポイントを獲得したレシピ「The八王子グリーンカレー」が大賞に選ばれた。

桑の葉を使用

 輸送時の環境課題などを考え、国産や地元八王子の食材からカレーの具材を選んだ受賞グループの児童たち。「八王子といえば桑都」というイメージから、地元産の桑の葉も採用した。

農家を応援

 また昨年9月、ひょうにより畑に被害を受けた市内の農家が急きょ「育てやすいダイコンを植え直した」という話を聞き、「給食に使用することで農家さんを応援したい」と食材に加えた。

 3月7日には、考案者4人のうち2人が在籍するいずみの森義務教育学校(子安町)の給食でオリジナルカレーが登場した。受賞したカレーを給食として提供するのに、市学校給食課などが全面協力。グリーンカレーとうたってはいるが、子どもたちの食べやすさを考え、通常のカレーライスの上に桑の葉ソースを回しかけグリーンを演出する工夫を施した。

 考案者の1人である吉永すみれさん(4年)は一口カレーを食べ、「おいしい。(イベントで考えたものが)こんな味になるとは思わなかった」とコメント。内田章仁さん(1年)も「みんなおいしいと言ってくれてうれしかった」と笑顔を見せた。

 このカレーは3月下旬の給食最終日まで、市内の全市立小中学校、義務教育学校、公立保育園の給食で順次提供される。

昨年12月の環境イベントで「The八王子グリーンカレー」を考案し大賞を受賞したチーム
昨年12月の環境イベントで「The八王子グリーンカレー」を考案し大賞を受賞したチーム
給食として提供されたカレーライス
給食として提供されたカレーライス

湘南巻き爪矯正院 八王子院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://www.shonanmakitume.com/hachioji/

<PR>

八王子版のトップニュース最新6

卓球部女子全国へ

明大八王子高

卓球部女子全国へ

2年ぶり4回目の挑戦

3月20日

コーオプ教育が10周年

東京工科大学

コーオプ教育が10周年

産学連携で学生を育成

3月20日

児童考案のカレー 給食に

児童考案のカレー 給食に

地産地消で環境に優しく

3月13日

センバツへ決意表明

早稲田実業硬式野球部

センバツへ決意表明

8年ぶり出場で市長表敬

3月13日

桑都スゴロクを寄附

八王子織物工業組合

桑都スゴロクを寄附

街の理解深め 小学校で活用へ

3月6日

全国大会でSMBC賞

七国スピリッツ

全国大会でSMBC賞

八王子勢 ベアーズも奮闘

3月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月30日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年3月20日号

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook